茨城学生国際会議(ISCI)とは、学生が主体となり企画、運営を行う、学生による学生のための国際シンポジウムです。 本会議は2005年から始まり、本年度で15回目の開催となります。国際化の進む社会においてグローバルな視点を持ち、国際社会の中で活躍できる人材の育成を目的とし、毎年国内外から多くの大学生が参加しています。 さらに茨城県内の高校生の参加者も多く、活発な議論や国際交流が行われています。
一昨々年までは茨城大学学生国際会議(ISCIU: International Student Conference at Ibaraki University)の名称で本会議は開催されてきました。 茨城大学だけでなく、国内外の他大学の学生、高校生の積極的な参加を促すために、一昨年度からは茨城学生国際会議(ISCI: International Student Conference in Ibaraki)の名称で開催されます。
第15回茨城学生国際会議のテーマは" Unity ~Cross cultural understanding and cooperation~ "です。昨年度の会議では茨城県や水戸市、茨城県国際交流協会、水戸市国際交流協会、そして、学内のゼミやサークル、県内の高校生たちと協力し、水戸市のエクスカーションを行うなど新たな取り組みに挑戦しました。また、会議の参加者も年々増加してきています。
ISCIが全ての参加者にとって互いに協力し一体感を感じながら国際的な交流を持ち、互いの文化的背景を理解していけるような場になることを願い、本年度のテーマはUnity ~Cross cultural understanding and cooperation~としました。
トピックスは、どの分野を専攻している学生でも発表できるように設定してあります。また、一昨年度から"Ibaraki"と"Student Life"をトピックスに追加いたしました。これは研究はしていないけれど英語で発表をしてみたいという高校生向けに、自分の住む街について考えたことや学校生活や課外活動を通して学んだことを発表していただくためのトピックスです。
茨城学生国際会議は今年度で15回目の開催を迎えます。「グローバル化する現代社会をマクロな視点で的確に理解し,国際社会で活躍できる人材の育成」を目的とし設立され、これまで多くの学生の研究発表および国際的な交流の場となり、その役割を果たしてきました。
本年度は、この会議を通して異なる文化的背景を持つ学生と積極的に交流し、その中でお互いに理解し協力していきながら一体となって活動する大切さを知ってほしいという思いから「Unity ~Cross cultural understanding and cooperation~」を茨城学生国際会議のテーマに決めました。
研究発表や懇親会での学生同士の交流を通じてこのテーマの思いを感じるとともに、この会議が学生達自身の成長の場となることを心から期待しています。
ISCI15 実行委員長 馬場 洋行